岐阜県岐阜市の出前すし専門店 あっと鮨 です。 ここでは、ホームページ内ではご紹介し切れない おすしの話や、大将の日常を、綴って参ります。
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熟れずしが、日本最古のすしの形であり、
すしの始まりである。という話をしたと思いますが、
熟れずしなるものは魚を保存する事を目的として
つくられており、魚を漬け込むのに使われた米は
捨てられていました。
そんな熟れずしが変貌を遂げるのが、
鎌倉時代から室町時代、公家や武家が残した諸記録
から見られる生成れ(なまなれ)のすしです。
生成れとは、未熟、未完成の意味で、
熟れずしが1年もしくは、それ以上の熟成期間に対し
生成れのすしは10日ほどで、半生のような状態で
漬け込むのに使った米もいっしょに食していたようです。
その代表的なのは鮎ずしで、徳川幕府の将軍も
代々献上を受けていたという記録が残っています。
次回 早ずし、そして江戸のすし
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